岩隈 優勝への第一歩は「実戦型調整」

[ 2010年2月1日 06:00 ]

 楽天の岩隈久志投手(28)が31日、キャンプ地の沖縄・久米島で行われた歓迎セレモニーでリーグ優勝を誓った。

 ブラウン監督に続いてあいさつした選手会長は「昨年は球団初のCSに出場し、大きな経験となりました。今年はブラウン監督の下でリーグ優勝目指して戦います。約1カ月間、久米島でしっかりとした土台をつくってシーズンに臨みたいと思います」と力強く宣言。集まった100人の関係者、ファンからは大きな拍手が起こった。
 今キャンプでは質にこだわった調整を掲げている。08年にはブルペンで1日200球を投げ込むなど、球数を費やしながら肩をつくってきた。しかし、今年は「ブルペンで1日180、200球と投げることはしません。実戦型調整です。例年より開幕が早いので変化球は早めに仕上げたい」と投げ込みを封印。ブルペンでは打者との対戦をイメージし、投内連係などの全体練習でも常に試合を想定しながら体を動かす考えだ。
 見据えているのは3月20日のオリックス戦(京セラドーム)。4年連続5度目の開幕投手へ「目標は3月20日に投げること。ここまでは順調に調整できている。キャンプで体をしっかり仕上げたい」と自覚は十分だ。昨季チームトップの15勝を挙げた田中、成長著しい永井も大役を狙っているが、その座を譲るつもりはない。

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2010年2月1日のニュース