ブラウン監督 大喜び「セグウェイ」指導

[ 2010年2月1日 06:00 ]

久米島町が用意した移動用のセグウェイに乗るブラウン監督

 キャンプもブラウン流だ。沖縄・久米島入りした楽天・ブラウン新監督に“秘密兵器”が用意されていた。自動立ち乗り2輪車の「セグウェイ」だ。1軍が使う久米島球場を見学した指揮官は思わず感激の声を上げた。

 「広島で監督をしていた頃から乗りたいと思っていたんだ」

 上機嫌で10分間の試乗を楽しむと「選手を見るときは立ちっ放しだから、足腰が疲れたときに使いたい。意外と簡単に乗れたし、気分が良かったよ」。ともに球場を訪れたリブジー・ヘッドコーチに試乗を勧めるほどの気に入りようだった。

 ブラウン監督が乗ったセグウェイは06年モデルの最新型で値段は110万円。楽天ゴールデンイーグルス久米島協力会は「セグウェイはコミュニケーションツールとしても使われているので、監督が選手と仲良くなるのに最適だと思います。監督に球場内を気持ちよく移動してもらいたいので」と安部井広報用と合わせて2台をレンタルした。費用は1台1日2万~3万円と安くないが、「優勝してもらいたいですから」と“先行投資”に期待を込めた。

 「キャンプではできるだけ多くの選手を見たい」と話す新指揮官にとってまさに理想の相棒。ゴルフカートで球場内を移動していた野村前監督にはなかった?軽いフットワークで、1日にブラウン流キャンプを開始する。

 ▽セグウェイ 01年12月に発表されたアクセルやブレーキ操作なしに、重心移動によってその動きを制御できる電動の立ち乗り2輪車。発進や停止をスムーズに行うことができるほか、左右独立したタイヤによってその場での回転ができるなど小回りの利いた移動が可能。1回の充電(10~20円)で約40キロ走行できる。06年に現モデルの第2世代機発売と同時に日本でも発売が開始された。

 ≪勝利の美酒ゲット≫久米島空港の歓迎セレモニーでブラウン監督は「株式会社 久米島の久米仙」が20年前から販売している泡盛「ブラウン」を贈呈された。同社の島袋常務は「球団創設時から優勝したときに贈るための泡盛を醸造している。いつでも持って行く準備はできてます。リーグ優勝して泡盛ファイトしてほしいですね」と期待。指揮官も「いい名前がついたお酒。勝利の美酒として飲めることを楽しみにしている」と語った。

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2010年2月1日のニュース