巨人の新背番号31 紅白戦もオープン戦も「全部出して!」

[ 2010年2月1日 06:00 ]

 巨人の松本哲也外野手(25)が31日、キャンプ地の宮崎で行われた昨季の日本一を祝う歓迎パレードに参加した。「2番・中堅」として7年ぶりの奪回に貢献した昨季の新人王は、レギュラー死守のために2月14日の紅白戦から始まる実戦の全試合出場に意欲を示した。

 小雨の中で行われた歓迎パレード。誰よりも若い女性ファンの歓声を浴びた松本は「こんな天気の中、手を振ってくれてうれしいです。名前を呼んでもらってうれしいですね」と表情を緩ませた。
 キャンプ地・宮崎は、昨季飛躍の原点となった場所だ。実績がない状態でキャンプインを迎えたが、積極的な走塁や実戦での粘り強い打撃を評価され、オープン戦でも1軍に帯同。開幕を経て、レギュラーを奪ったが「去年のことはないものだと思って、一からアピールしたい。外野手争いは激しいが、その競争に加わって勝ち抜きたい」。守るのではなく、攻める気持ちで正中堅手を再び奪い取るつもりだ。
 そのために、まずは実戦をとにかく重ねる。「僕は実戦を通して感覚をつかむ。実戦は初めから全部出たいです」と紅白戦、練習試合、そして2月27日からのオープン戦(対西武、鹿児島)と休みなく新背番号31を披露する構え。3月26日の開幕・ヤクルト戦(東京ドーム)までに予定されている実戦は24試合。全試合出場を果たしたその先に、自身初の開幕スタメンが見えてくる。

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2010年2月1日のニュース