大塚が弔辞読み上げ…小林繁氏に最後の別れ

[ 2010年1月20日 09:48 ]

小林繁氏の告別式で弔辞を読み上げる近鉄時代の教え子の大塚晶則

 プロ野球日本ハムの投手コーチで、17日に57歳で死去した小林繁氏の告別式が20日、福井市の斎場で営まれた。

 「空白の一日」として知られ、野球界を揺るがした江川卓投手のドラフト騒動「江川事件」により、1979年に江川投手との交換トレードで巨人から阪神へ移籍した小林氏。小林氏がコーチを務めた2001年、ともに近鉄のパ・リーグ優勝に貢献した大塚晶則選手が「誰かのために戦うことを教わり、小林さんの優しさに触れました」などと弔辞を読み上げた。
 騒動に翻弄されながらも野球に情熱を燃やし続けて通算139勝を挙げ、熱心な指導者でもあった小林氏の告別式には、日本ハムの稲葉篤紀選手、阪神時代の同僚で近鉄でともにコーチを務めた阪神の真弓明信監督らも参列した。

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2010年1月20日のニュース