桑田氏、父の遺志継ぎ少年野球を支援へ

[ 2010年1月20日 06:00 ]

弔問客を見送りながら号泣する桑田氏

 元巨人、パイレーツの桑田真澄氏(41=野球評論家)の父で、17日に火災で亡くなった泰次(たいじ)さん(享年67)の葬儀・告別式が19日、静岡・浜松市内のセレモニーホール浜松南でしめやかに営まれた。

 「ありがとうございました」としるしたバットとボールを納棺した桑田氏。午前中に火葬を終えて迎えた告別式では終始、涙が止まらなかった。喪主として約300人の参列者への謝辞の途中、十数秒ほど絶句し号泣。「僕の野球の原点は父。父にキャッチボールをしてもらったことは忘れません。心から父に感謝したい」と声を絞り出した。告別式後は斎場外に集まった約100人の近隣住民にも「(父が指導していた)浜松ジャイアンツというチームは残ります。これからも父のチームを応援してください」と頭を下げた。さらに「父は4月から小学校の部もつくりたいと話していた。少しでも協力したい」と、その遺志を継ぐために支援していくことを明かした。

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2010年1月20日のニュース