高校38件処分 加古川北の部長、監督は警告処分

[ 2009年12月4日 06:00 ]

 日本学生野球協会は3日、審査室会議で高校38件の処分を決め、今春3カ月の対外試合禁止処分を受けた倉吉北(鳥取)で再び部内での暴力やいじめが確認されたとして、来年11月まで1年間の対外試合禁止処分を科した。

 また、秋季兵庫大会で審判員の裁定に不満を示し、試合後の整列を行わなかった加古川北(兵庫)の部長、監督は警告処分となった。適切な試合進行を指示しなかったとして兵庫県高野連の理事長も警告を受けた。

 ≪無資格の元プロに指導させ報酬≫都福生が、アマチュア資格のないプロ退団者に月2万円の報酬を渡して部員2人を個人指導させていたとして警告処分を受けた。日本学生野球憲章では元プロが高校生を指導するためには2年以上教壇に立ち、日本学生野球協会の適性審査をパスする必要があると定めている。日本高野連・西岡審議委員長は「元プロ関係者の間で“2年間”という言葉が1人歩きしている」として、日本プロ野球OBクラブに退団者に対する指導を徹底するよう申し入れる考えを示した。

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2009年12月4日のニュース