住民が明石市を提訴 関西独立Lで「球団に違法な便宜供与」

[ 2009年12月4日 21:17 ]

 野球の関西独立リーグに所属する「明石レッドソルジャーズ」(兵庫県明石市)に明石市が違法な便宜供与をしたとして、住民3人が4日、北口寛人市長に約1160万円を市に返還するよう求める訴えを神戸地裁に起こした。

 訴状によると、昨年9月から今年3月末まで、市職員4人が球団の後援会立ち上げや運営に従事。球団の運営会社が使用した市の施設や駐車場の料金を免除したとしている。
 住民が8月に監査請求。市監査委員は11月「営利活動を禁じた地方公務員法に違反する」などとして人件費や使用料計約15万円の返還を勧告したが、それ以外の請求は却下していた。
 北口市長は「目的に沿った適切な業務をしてきた。訴状の内容を精査し、しかるべき対応をとる」とコメントしている。

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2009年12月4日のニュース