川上とワグナーが後押し…斎藤、新天地で「不惑」

[ 2009年12月4日 10:18 ]

レイズ戦に登板し、力投するレッドソックス・斎藤

斎藤隆、5年目は「名門中の名門」ブレーブスで

 新天地で「不惑」を迎える。来年2月で40歳になる斎藤がブレーブス入り。ドジャース3年、レッドソックス1年、そしてブレーブスと強豪球団で投げ続ける。
 レッドソックスは残留を狙ったようだが、新しい挑戦に向け、2選手の後押しがあった。1人は前日加入したばかりの38歳左腕ワグナー。今季途中からレッドソックスでともに戦った。「年が近いこともあって、ブルペンではいつも隣に座っていろんな話をした」と斎藤。ワグナーとの交渉の際、コックス監督は「斎藤は投球、球質、性格、どれも素晴らしいと進言された」という。
 そして川上。電話で連絡を取り合い、テレビ出演で会ったときにたくさん情報をもらった。レン・ゼネラルマネジャーは「球団初の日本選手、川上を獲得し、彼のおかげで門戸が広がり、今度は斎藤に加入してもらえた」と満足そうだった。
 横浜時代、リーグ優勝をかけた1戦の先発を突然任されて意気に感じ、涙をにじませながら試合に備えた斎藤。まだ球威も若手に負けない。来季を最後に退任すると表明している68歳のコックス監督の花道を飾るための「ハート」と「パワー」を持っている。(共同)

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2009年12月4日のニュース