永井の“短い試合”で楽天 仙台CS王手!

[ 2009年10月8日 06:00 ]

<楽・ロ>力投する楽天先発の永井怜

 【楽天9-0ロッテ】仙台でのCS開催に王手!楽天は7日、ロッテ戦で3年目の永井怜投手(25)が7回を3安打無失点と好投し13勝目をマーク。3位・ソフトバンクとのゲーム差を2に広げ、2位確定へマジック1とした。9日のオリックス戦(Kスタ宮城)からの残り3試合で1勝もしくは1分けで、CS第1ステージでの本拠地開催権を獲得する楽天。大きく飛躍を遂げた永井に、15勝の田中、13勝の岩隈を加えた「最強3本柱」でCSに乗り込む。

 名前を覚えておいた方がいい。ポストシーズンの行方を握るのはこの男に、間違いない。永井だ。わずか82球で7回を3安打無四球無失点で13勝目。台風18号の影響で大雨に打たれたお立ち台でも自信の言葉のオンパレードだ。
 「雨が降ってくるというので、試合を早く終わらせるようにと投げました。これからCSに向かうので最終調整という気持ちで投げたのが良かった。きょう勝って仙台でのCSまであと1勝なので、あさって(9日)楽しみにしてください」
 端正なマスクと同じように、スイスイとロッテ打線をひねり、チーム今季最短の2時間18分ゲームにつなげた。「とにかく先頭を出さないように。向こうも早打ちだったし、初球の入りを気をつけた」と7イニングとも先頭打者をピシャリ。3年目で自身初の2ケタ勝利どころか13勝まで積み上げ「勝ち星より、1年間ローテーションを守れたことが自信につながった。田中も岩隈さんも勝てばそれに続こうと。田中もそう言っていたけど、刺激を感じながらやっている」と自画自賛だ。

 群馬・藤岡市出身の永井は“最寄り”の西武球場に通った西武ファン。「(西武監督の)渡辺さん?うーん。どちらかというとバッターが好きでした。デストラーデとか秋山さん。笘篠さんが一番、好きでしたけど」。CS争いで渡辺西武を下し、そのCSで相対するのは秋山ソフトバンク。「万全の態勢で入れるようにしたい。このまま行けばソフトバンクを破って、第2ステージも勝てる雰囲気がある」。この男が活躍すればCSでの快進撃、日本一も狙える。間違いない。

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2009年10月8日のニュース