WC優遇?アドバンテージなしの地区Vに厳しい方式か

[ 2009年10月8日 15:52 ]

 米大リーグの現行のポストシーズン方式では、レギュラーシーズンの地区優勝チームが報われない。7日、USAトゥデー紙が伝えた。

 ワイルドカード(WC=最高勝率2位球団)が参加するプレーオフが始まったのが1995年。これまで14年間でWCから9球団がワールドシリーズに進出して4球団が優勝している。
 5回戦制の地区シリーズで、ホームゲーム数は地区優勝が3、WCが2とほぼ同等。それ以外に1勝のアドバンテージを与えるなどの地区優勝チームへの優遇はない。2002年にWCから優勝したエンゼルスのソーシア監督でさえ「(WCにとって)もっと険しい道にするべき」と話し、WCのホームゲームを1試合にした方がいいと述べている。
 一方で今季のレッドソックスとロッキーズのように、WCが勝率で一部の地区優勝球団を上回るという現実もある。セリグ・コミッショナーは「懸念は理解できるが、わたしはこの方法がいいと思っている」としており、現在のやり方を変更する気持ちはないようだ。(共同)

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2009年10月8日のニュース