ヤンキース指揮官大絶賛「だからいつもマツイなんだよ」

[ 2009年10月8日 12:54 ]

ツインズ戦の5回、2ランを放ち、ベンチで笑顔を見せるヤンキース・松井秀

 【ヤンキース7-2ツインズ】本拠地の大歓声と強風に乗り、打球はバックスクリーンに飛び込んだ。ヤンキースの松井秀がポストシーズン通算7本目の2点本塁打。五回2死一塁での一発を「芯でとらえたし、強く振れた。最後は風の一押しがあったが、試合展開の中で大きかった」と喜んだ。

 2打席目までは内野ゴロ。代わったばかりの左腕リリアーノにも速球に体が突っ込んでファウルした。「ちょっと強引な感じだったので、しっかり見る感じでいった。投手が代わったのが良かったのかも」。打席で意識を修正。外角速球を引きつけ豪快に振り抜いた。
 地区優勝決定戦を制し、この日も先行したツインズの勢いを止め、チームを初戦勝利に導いた。今季、左打者として左腕から大リーグ最多タイの13本塁打を放った力を見せた。5番を任せたジラルディ監督は「また左腕からの本塁打で大きな打点を挙げた。だからいつも指名打者はマツイなんだ」と絶賛した。
 苦しい時期を乗り越えての一発だ。ポストシーズンでの本塁打は2005年の地区シリーズ第3戦以来。この日と同じ10月7日だった。それから左手首、両ひざの手術を経験した。2年ぶりに戻ってきたプレーオフの舞台での復活アーチに、松井秀は「いいスタートが切れた」と話した。(共同)

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2009年10月8日のニュース