今季最長タイ!イチロー43戦連続出塁

[ 2009年6月16日 06:00 ]

ロッキーズ戦の1回、左前打を放つマリナーズのイチロー

 【マリナーズ1-7ロッキーズ】マリナーズのイチロー外野手(35)が14日(日本時間15日)のロッキーズ戦で2安打。連続試合出塁を43に伸ばし、ジマーマン(ナショナルズ)がマークした今季の大リーグ最長記録に並んだ。

 初回、カウント2―0と追い込まれながら、カーブをカットした直後の150キロ直球を左前へ。あっさり連続試合出塁記録を伸ばすと、5回2死からの第3打席。直前に豪雨に見舞われ、電光掲示板には“雷雨警報。大きなヒョウが降る可能性あり”と記された。そんな悪条件の中で、今度はカーブを中前に運んだ。「あの程度では関係ないでしょう」とイチローは言ってのけた。

 追い込まれながらの安打に、格段の集中力を見せてのヒット。どんな状況でも打席にゆとりがある。日本プロ野球記録となっているオリックス時代の94年にマークした69試合連続出塁、そして大リーグ最長とされているテッド・ウィリアムズ(レッドソックス)の84試合へ、どれだけ近づけるか。安打数を含めた記録について「(現時点で)特にないです」との言葉とは裏腹に、表情には自信が満ちあふれている。

 今季ビジター打率は・397でリーグトップ。天候の変化が激しいデンバーでの3連戦で5安打した。01年と04年に首位打者のタイトルを獲得した際も、ビジター打率はリーグトップだった。15日の移動日を挟み、16日からサンディエゴでパドレス3連戦が行われる。今のイチローに死角は見当たらない。

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2009年6月16日のニュース