日ごろの行いが良かったから救われたオリ山本

[ 2009年6月16日 22:34 ]

5回を無失点で4勝目を挙げたオリックス・山本

 【オリックス1―0横浜】降りしきる雨の中、オリックスの山本はゴロと三振でアウトを重ねていった。「難しいマウンドだったが、その分いつもより集中して投げられた」。6回表途中でコールドゲームとなり、5回を2安打無失点で今季初完封を果たした。

 変化球を低めに集めた。外野に打球が飛んだのはわずか2度。4回には1死三塁とされたが、高いバウンドのゴロに飛び付き、何とか捕球。さらに2死一、三塁で、投球が捕手日高の股間を抜けたものの、跳ね返りがすぐさま日高の元へ。突っ込んだ三塁走者がホームでタッチアウトになる幸運もあった。
 山本は「日ごろの行いが良かった」と笑い、大石監督も「トリックプレーが決まった」とにやり。
 中継ぎ陣を休ませることができた上で、ようやく6月2勝目を挙げたチームにとって、まさに「恵みの雨」(大石監督)となった。

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2009年6月16日のニュース