巨人スクランブル!東野 中継ぎで待機

[ 2009年6月16日 06:00 ]

ストレッチする東野峻

 3連敗で、2位ヤクルトに3ゲーム差に迫られた巨人が東野峻投手(22)を中継ぎ待機させて、交流戦残り4試合を乗り切る。16日からの西武戦に備え、チームは15日、福岡から空路帰京して宇都宮入り。左手中指を痛めて離脱したクルーンに加え、この日はM・中村が再調整で2軍落ち。首脳陣は交流戦で先発機会がなくなった東野を手薄になった中継ぎに回す考えだ。

 勝利のために最善を尽くす。帰京便を待つ福岡空港で原監督は「誰かが(先発から中継ぎに)回るケースは出てくる」と明言。尾花投手総合コーチも「東野は中継ぎ?そういうことになると思う。もう(交流戦の)先発がないので」と、西武戦からの一時的な“配置転換”の方針を語った。

 今季、東野は2勝4敗。ここ9試合は打線の援護がなく白星はないが、防御率はリーグ4位の2・11と安定している。昨季は中継ぎで26試合に登板した実績もある。帰京後に川崎市のジャイアンツ球場で練習した右腕は「中継ぎ?どこでも大丈夫です」と意気込んだ。

 今週中に左手中指を手術するクルーンの復帰は7月以降。原監督は、防御率7・04の不振で2軍落ちしたM・中村についても「焦らせるのもよくない」と“無期限2軍”を明言した。打線も過去3試合で計4得点と、投打で楽観できない状況。残り4試合の交流戦限定の策だが、ロングリリーフも可能な東野がブルペンに加わるのは心強い。

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2009年6月16日のニュース