重要な試合で先発落ち…復調目指す松井秀

[ 2009年6月10日 10:26 ]

レッドソックス戦のスタメンから外れ、試合前に走り込むヤンキース・松井秀

 【ヤンキース0-7レッドソックス】ここ18打席無安打(2四球含む)のヤンキースの松井秀が先発を外れた。相手の先発は右腕ベケット。過去の対戦で打率2割、本塁打、打点なしのエースとはいえ、右腕相手でもスタメン落ちとなった。松井秀は最後まで出場機会がなく、試合も0-7で完敗、今季レッドソックス戦は6戦全敗と最悪の形となった。

 ジラルディ監督は試合前、松井秀を外した理由について外野手デーモンを指名打者起用して休ませるためと説明。不振やベケットとの対戦成績の悪さは理由として否定した。ただ同地区の宿敵との重要な試合で起用されないというのは事実だ。
 指揮官は前日、不振の松井秀を休ませる可能性について「考えていない。苦しんでいるが、信用しているし、必要な選手だ」と話した。今はその言葉を信じるしかない。
 松井秀は試合前に小雨の中、左翼の芝生でランニング、ダッシュを繰り返した。19日からナ・リーグの本拠地での交流戦が始まれば、代打での出場が中心になる。「自分を信じて調整していく」との思いを胸に、少ない打席で復調を目指す覚悟だ。

 ▼ヤンキース・松井秀の話 (監督からは)今日はデーモンをDHで使いたいからと。それだけのこと。(明日以降については)まだ細かい話はない。(試合前に走ったのは)足の調子が良くなっているので今はどんどん動きたい。(代打での出場は)今日は何も言われてないが、そういう展開(接戦)ならあったのかも知れない。ちょっと分からない。(共同)

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2009年6月10日のニュース