イチロー 4打数2安打で打率アップ

[ 2009年6月10日 09:26 ]

オリオールズ戦の1回、右前打を放つマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は9日、ボルティモアで行われたオリオールズ戦に「1番・右翼」で先発出場。

 1回の第1打席で右前打、3回の第2打席は左前打を放ち、早くもマルチ安打を達成した。6回の第3打席は一ゴロ、8回の第4打席は中飛で4打数2安打だった。
 ア・リーグ打率トップのイチローは、3割5分6厘から3割5分9厘に打率を上げた。
 マリナーズは1-3で敗れた。

 イチローは序盤で3試合連続の複数安打を決めた。1打席目は右前、2打席目は左前へ。オリオールズの新人右腕バーゲセンは変化球中心の配球で両コーナーを丁寧についてきたが、両打席ともイチローが一枚上手だった。
 1打席目は真ん中低めをきれいに引っ張った。2打席目はボール気味の外角球を流し打ち。体が勝手に悪球に反応したようだったが、そんなとっさのケースでも右手首が返らない。たくさんある持ち味のひとつを生かした打撃だろう。
 連続試合安打は27でストップしたが、7日に今季初めて打率首位に立った。開幕直後の故障者リスト入りで8試合欠場にもかかわらず、安打数トップも目前に迫っている。
 

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2009年6月10日のニュース