WBCコーチ陣が山口絶賛「戦力になる」

[ 2009年2月3日 06:00 ]

ブルペンで投球練習を行う山口鉄也

 WBC日本代表候補に選出されている巨人・山口が、宮崎キャンプ2日目にブルペンで71球の投球練習を行った。日本代表の山田、伊東、与田コーチが視察に訪れる中、左の中継ぎとして代表入りへアピール。WBC球を使用してシュート、チェンジアップ、スライダーを両サイドに決めた。

 「緊張しました。きのうよりは指に引っかかったので良かった。(シュートは)いい感じに曲がってくれた。期待に応えられるように頑張っていきたい」
 日本代表候補で本職の中継ぎ左腕は山口のみ。どんな場面でも力を発揮できるタイプで、初の日の丸を背負う可能性は高い。また、育成選手からはい上がった精神力、プロ入り前に米国のマイナーリーグでプレーした経験もプラス材料といえる。「スライダーとチェンジアップはまだしっくりこない」と言いながら、滑りやすいとされるWBC球への対応も問題ない。
 投球を見守った山田投手コーチは「ボールの1つ1つを見て間違いなく戦力になると思った」と絶賛。与田投手コーチも「彼は去年、走者を背負った場面で修羅場をくぐってきた」と期待を寄せた。
 「今のままじゃ大事な場面は無理なので、どんどん上げていきたい」。育成から日本代表へ。山口が夢へと大きく前進した。

続きを表示

2009年2月3日のニュース