王さん 台湾代表の永久最高顧問就任を辞退

[ 2009年2月3日 23:11 ]

記者会見するソフトバンクの王貞治会長

 台湾を訪れているソフトバンクの王貞治会長は3日、台北で記者会見し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控え台湾側から要請のあった台湾代表の永久最高顧問就任について、WBC日本代表の監督相談役とコミッショナー特別顧問の兼務を理由に「現在の状況では受けることができない」と辞退したことを明らかにした。

 一方で「台湾野球界の発展にはこれまで通り協力していきたい」とも述べた。王会長は台湾でもスーパースターとして知られ、台湾メディアは台湾代表の永久最高顧問に就任すると報じていた。
 今回の訪台は監督を退いた後の区切りとして「世話になった人と会うのが目的」で、今後は「子供たちに野球を教えるなど、世界を舞台に野球の輪を広げていきたい」と抱負を述べた。
 WBC日本代表については「正式には決まっていない」としながらも、イチロー(マリナーズ)や松坂(レッドソックス)ら「メジャーリーグでの経験がある選手が前回よりも多く参加するだろう」と話した。(共同)

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2009年2月3日のニュース