若松氏「3年で駄目なら焼き鳥屋さんの思い…」

[ 2009年1月13日 18:46 ]

野球殿堂入りを果たした「小さな大打者」若松勉氏

 【野球殿堂入り】「まさかという感じ。話を聞いてから、しばらく頭が真っ白になった。本当に名誉なこと」。若松氏は、栄誉を授かった喜びをこう表現した。

 晴れの舞台には、入団時のコーチで、プロでの成功を導いてくれた中西太氏も同席。スピーチでは恩師への礼を何度も繰り返し、世話になった監督たち、ヤクルト球団や本社への感謝の言葉も並べた。
 「3年で駄目なら札幌に戻って焼き鳥屋をやろう」と、プロ入り時には思っていたという。それが、華々しい球歴をさらに彩る殿堂入り。「長くやらせていただいた結果のご褒美。人との出会いは大切」と、19年の現役生活を振り返った。
 表彰式は、7月にオールスターゲーム第1戦が開催される札幌ドームで行われる。「何かのご縁。楽しみにしている」。故郷・北海道に錦を飾ることになり、笑みを広げた。

 ▼中西太氏(若松氏のヤクルト入団時のコーチ)の話 私が殿堂入りした日よりもうれしい。北海道まで若松君をプロに誘いに行った時に父親に「よろしくお願いします」と言われた。ようやく約束を果たせた。

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2009年1月13日のニュース