35歳湯浅「人生初」のランニング本塁打

[ 2008年9月8日 06:00 ]

<鷺宮製作所・王子製紙>9回1死一、二塁、センターへランニング本塁打を放った王子製紙・湯浅はヘッドスライディングで生還

 【都市対抗 王子製紙7―2鷺宮製作所】王子製紙の14年目・湯浅が9回に試合を決めるランニング本塁打を放った。2点リードの9回1死一、二塁でセンターにはじき返すと、ダイビングキャッチを試みた中堅手が後逸する間に激走し、最後は本塁に頭から突っ込んだ。「ランニング本塁打は人生初めて。35歳の激走が、若い選手の刺激になればいい」。04年に優勝して以来の4強。コーチ兼任3年目の湯浅は「一戦一戦を積み重ねていくだけ。決勝を考えてもしようがない」と気負いはなかった。

 <鷺宮製作所 14年目・岡崎力尽く…>2年連続の4強はならなかった。幸先よく初回に北道の右中間二塁打などで2点先制するも、6回に2番手の黒田が勝ち越しを許すと続く14年目の左腕・岡崎が1回2/3で4失点して力尽きた。就任6年目の松元監督は32年ぶりの勝利から4強に進出した昨年に続く8強入りに「地力がついてきたことを見せられたと思う」と手応えを感じていた。

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2008年9月8日のニュース