狙い外れても…イチロー「ラッキー」なバント安打

[ 2008年9月8日 08:06 ]

ヤンキース戦の5回、投前バント安打を決めるマリナーズのイチロー

絶望的…イチローに同情されたヤンキース

城島、A・ロッドを狙い通り“ハメた”

 マリナーズのイチロー外野手は7日、シアトルでのヤンキース戦に「1番・右翼」で出場、バントヒット1本を決め4打数1安打だった。8年連続200本安打までは残り15本になった。
 イチローは投ゴロ、見逃し三振の後の第3打席で三塁手の前に絶妙なセーフティバントを決めた。4打席目は一ゴロ。打率は3割9厘。
 一方、城島健司捕手も8番で先発出場したが、三ゴロ2本と空振り三振で3打数無安打。試合はマリナーズが5-2で勝った。
 イチローは投前バント安打を「ラッキー」と振り返った。「どの球(種)でもやりやすい」と、カウント1―3から仕掛けたが、打球はゴールドグラブ6度獲得のムシーナの前に転がってしまった。直前に三塁手のA・ロドリゲスが守備位置を下げるのを確認していたため、イチローは「サードに捕らせたかったけど」と苦笑いした。
 残り20試合で、8年連続シーズン200安打まであと15本。記録達成を楽観しているか、と問われ「そんな感じではない」と否定した。「僕の抱いている感情とかは僕だけのもの。言う必要はないと思うが、それは(楽観とは)違う」。独特の重圧を感じながら、少しずつ目標に近づいている。

続きを表示

2008年9月8日のニュース