4位降格危機救った!松井秀復帰後初3安打

[ 2008年9月8日 06:00 ]

マリナーズ戦の2回、左翼線二塁打を放ち懸命に二塁へ走るヤンキースの松井秀

 【ヤンキース7-4マリナーズ】ヤンキースの松井がマリナーズ戦で復帰後初の3安打1打点の活躍を見せ、7―4の勝利に導いた。2回に左翼線に落とす当たりを放ち、二塁まで激走。4回は右前打、再逆転した直後の7回2死三塁では中前適時打でリードを4点に広げた。

 「甘い球をちゃんととらえられた。結果も良かったし、ひざも今のところは大丈夫です」。敗れればブルージェイズに抜かれて4位転落の危機だった。3安打は5月30日ツインズ戦以来、3カ月ぶり。固め打ちで、1割台が続いていた復帰後の打率を・238に上げた。

 ワイルドカードを争う2位レッドソックスとのゲーム差を1減らして7・5としたが、厳しい状況に変わりはない。ジラルディ監督はこの日、シーズン終了後に松井が左ひざの手術を受けることをあらためて明言。もっとも、それ以前にプレーオフ進出の可能性が完全消滅すれば、その時点で手術勧告を受ける可能性が高い。「最後まであきらめずにやらなくてはいけない」。1日でも長く今季を戦うためにも勝ち続けなくてはならない。

 ≪松井秀 来季ひざの調子良ければ守備も≫ヤンキースのジラルディ監督は、松井の来季の起用法について「DH中心だろうが、経過が良ければ左翼を任せられるかもしれない」と、より守備機会が増えることを期待した。松井は、米メディアの取材に「守備に就けるように準備したい。外野ももちろん、言われれば一塁も守れる自信はある」と返答。「外野を守れる準備をしていって、結果DHになればそれはそれで」と続けた。

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2008年9月8日のニュース