35歳阿部完投!富士重工39年ぶり4強

[ 2008年9月8日 06:00 ]

<富士重工・松下電器>9回2死、松下電器・吉田を三振に仕留め、控えめにガッツポーズする富士重工・阿部

 【都市対抗 富士重工2―1松下電器】初戦のTDK千曲川戦で6回2/3を投げ16三振を奪った18年目の富士重工・阿部が、中6日で2試合ぶりに先発。3安打1失点完投でチームを39年ぶりの4強に導いた。130キロ前半の直球にカーブ、シュート、フォークを駆使しての今季初完投勝利にコーチ兼任の35歳左腕は「投げろと言われたら投げるだけです。監督には逆らいません」。就任6年目で自身初の4強進出を決めた村田監督も「年の割にパワーがあるよ」と最敬礼だった。

 <松下電器 現社名ラスト沈黙の3安打>打線が左腕・阿部の前に3安打と沈黙。8回の坂口の右越えソロによる1点のみで6年ぶりの4強を逃した。元横浜で今年入社し、4番を務める田中充は3打席無安打1三振。最後は代打を送られ「社会人は一発勝負。悔しい」と唇をかんだ。10月から社名が「パナソニック」に変更するため、現社名での都市対抗はこれが最後で、松井監督は「打線が積極的ではなかった」と肩を落とした。

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2008年9月8日のニュース