仰天弾!GG「届け、洞爺湖サミット」

[ 2008年7月1日 22:48 ]

 【西12―7日】派手な打ち合いになったパ・リーグ首位攻防の第1ラウンドは、西武の怪力、G・G・佐藤の豪快な一発で決まった。

 同点の6回2死一、三塁。長打を警戒し、外角中心に攻める坂元に対し、ファウルで粘った後の6球目。低めのフォークボールを、右ひざが地面につくように巨体をかがめて捕らえた。驚異的なパワーで左翼席に運んだ19号3ランだ。どよめきと悲鳴を浴び、ダイヤモンドを悠々と一周した。
 5月に初の月間MVPを獲得。追加招集された北京五輪日本代表の最終候補にも残った。順風満帆だったが、6月は他球団のマークが厳しくなり、月間打率2割3分9厘、3本塁打と大失速。最近、持ち前の明るい笑顔が失われつつあった。
 「月(ツキ)が変わってよくなったんじゃないの」と渡辺監督は上機嫌だ。この日のG・G・佐藤恒例の本塁打談話は「届け、洞爺湖サミット」。打撃復調を感じさせる、いつものユーモアが戻ってきた。

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2008年7月1日のニュース