「レオの石井一」初めてブルペン仕上げ

[ 2008年7月1日 06:00 ]

日本ハムの室内練習場ブルペンで投げ込む石井一

 ベテラン左腕が首位の座を守る!西武は敵地・札幌に乗り込み、1日から1ゲーム差に肉薄してきた日本ハムと首位決戦。第1ラウンドには石井一久投手(34)が先発マウンドに上がる。この日は今季初めて登板前日にブルペン入りするなど、気合でライバルを叩くを誓った。

 百戦錬磨の左腕に気負いはない。2位・日本ハムとの首位攻防戦。初戦を任された石井一は普段通りマイペースな意気込みを明かした。
 「首位攻防戦?まだ7月ですよ。気負いはありません。まあ監督がそういうつもりなら、しっかりやらないといけないですけど。(日本ハムは)いいイメージも悪いイメージもない。自分の投球をするだけです」。相変わらずのひょうひょうとした受け答え。しかし、今回ばかりは気合を押し隠す“照れ”に映った。行動に並々ならぬ決意が隠されていたからだ。
 札幌市内の日本ハム室内練習場で行われた投手陣練習。今季初めて登板日前日にブルペン入りした。自身は今季初の連敗中と、春先の好調さに比べ失速。「調子が崩れる前に手を打っておきたい。(登板日前日は)いつも平地で投げていたけど、傾斜のタイミングを保っておきたかった」とスライダー、カットボールなど35球を投げ込んだ。椎木ブルペン捕手も「いい球が来ていた」と納得の表情だった。
 ヤクルト時代の昨季8月28日巨人戦(6回2/3、2失点、勝敗なし)以来、2度目の登板となる札幌ドームの印象についても「投げてたんですか?ドームならどこでも一緒です」と平然としながら、日本ハムに叩きの青写真はすでに出来上がっている。

 ≪“日の丸”中島「外野だってやる」≫西武から日本代表最終候補に選ばれた細川、中島、片岡、G・G・佐藤ら4選手もメディカルチェックを受けた。ダルビッシュと雑談を交わした中島は首位攻防戦へ「何とか打って勝ちたいですね」と決意を新たにした。北京五輪に選出された場合は横浜・村田と三塁を競うことになるが「やれと言われたらどこでもやる。外野?やります」と話していた。

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2008年7月1日のニュース