イチロー 内野安打でストレスすっきり

[ 2008年6月24日 14:52 ]

メッツ戦の7回、内野安打を放ち一塁へ走るマリナーズのイチロー

 毎シーズン、安打を量産するマリナーズのイチロー外野手が23日、メッツ戦の4打席目の一塁内野安打を喜んだ。「あれは大きい。めちゃくちゃ大きいね」と、声が弾んでいた。

 2打席目は、中前に抜けそうな打球を二塁手と審判に阻まれたと感じていた。一塁へ走り込んだタイミングはセーフと確信したが判定は逆。「ああいう判定ではどうしてもストレスがたまる」
 3打席目は初球を打ち損じての遊飛。すっきりしない気持ちを4打席目の内野安打で、その日のうちに晴らせた意味で「大きかった」のだ。この日、ノーヒットなら、2試合連続無安打となり、一部ファンやメディアは首をかしげていたはずだ。
 たった1本の安打が、そんなとげとげしい空気を少しでも和らげてくれる。そして自分の気持ちもよりスムーズに切り替えることができる。止まることを許されないイチローならではのとらえ方だった。(共同)

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2008年6月24日のニュース