横浜 “東福岡”コンビが本塁打を打った試合は?

[ 2008年6月24日 11:38 ]

21日の西武戦の8回1死一、二塁村田が中越えに同点本塁打を放つ。勝ちにつながる一発が量産されれば、横浜の残り試合も楽しみが増えそうだ

村田3打席連発 横浜今季初の3連勝

 横浜の“東福岡”コンビ、村田修一三塁手(27)と吉村裕基右翼手(24)が23日の西武4回戦で、今季2度目の“アベック本塁打”で10-5と打ち勝ち、チームに今季初の3連勝をもたらした。
 2人のアベック弾は通算17回目で勝敗は13勝4敗、勝率7割6分5厘。昨年は4勝0敗で不敗神話となっていたが、今年は5月4日の広島戦で記録したものの逆転負け。交流戦最後の試合でようやく今季“初勝利”となった。
 今季横浜が最下位に低迷している中で、2人の本塁打が白星につながっていないケースが目立つ。昨年、村田が本塁打を放った試合の勝敗は21勝11敗、勝率6割5分を超えていたが、今年は24日現在、9勝8敗と村田が一発を放っても絶対に勝てる保証はないのが今のベイスターズの状況だ。
 吉村の場合は4勝10敗1引き分けと、打っても勝てない試合が多い。昨年は10勝10敗。シーズン半ばで負け数が同じになってしまった。24日現在の本塁打は16本。うち終盤の7、8回での一発は計8本と半分を占めているが、勝ちにつながったのは1本のみ。逆に初回に放ったのは2本だけだが、いずれもチームは勝利を挙げていてる。
 同じ東福岡高校出身の先輩、後輩が打つと勝てないというよりは、防御率4・84と12球団ワーストの投手成績が2人の本塁打を結果として空砲にしてしまうというのが、今季のベイスターズ。6月に入って村田が打った試合は3勝1敗、吉村は2勝2敗。交流戦の最後を3連勝で飾り、最低勝率を回避した。流れは変わりつつある。

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2008年6月24日のニュース