新種目混合の同郷ペアが好発進 水谷はサングラス着用に「おしゃれです」

[ 2021年7月24日 16:23 ]

東京五輪第2日 卓球 ( 2021年7月24日    東京体育館 )

<卓球 混合ダブルス1回戦>ポイントを奪ってガッツポーズの伊藤美誠と水谷隼(撮影・北條 貴史)
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 新種目の混合で、水谷隼(32=木下グループ)・伊藤美誠(20=スターツ)が。4―1でオーストリアのフェガール、ポルカノバペアに快勝した。

 静岡県磐田市出身、同郷コンビの初戦を引っ張ったのは、水谷だ。好レシーブ、フォアハンドの逆クロスで得点を積み重ねた。2ゲーム目を落としたものの、緊張がほぐれた伊藤が終盤にサーブで持ち味を発揮し、楽勝ペースに持ち込んだ。

 4度目の五輪出場、水谷はサングラスを着用した。理由を聞かれると「オシャレです。かっこよくないですか」と回答した。

 19年ごろ、日本の大黒柱は照明などの光の当たり加減によって、「ボールが見えづらい」と訴えてきた。対応策としてサングラスをかけてプレーした。

 その後、着用の回数は減ったものの、五輪に向けて「3~4日前からかけている」という。目の症状については「(サングラスをかけて)見えると思って集中できているので」と、“聞かないでオーラ”。サングラスの質問に対して「オシャレです」を繰り返したのは、見えないというマイナスイメージを持たないためのようだ。

 卓球の日本代表は選手村に入らず、味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿生活を送る。コンビニへの買い出しも厳禁で、外との接触を断った“バブル生活”を送っている。無観客の開催に、水谷は「無観客だけど、満員の前でプレーしていると思っている。テレビの向こうで常に応援されている」と問題なしとした。

 準決勝まで行われる25日は、まず準々決勝で、フランチスカ、ソルヤのドイツ組と戦う。

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