東京五輪マラソン代表内定の服部 札幌変更見通しに「戸惑い」も「正式決定したら、それに従って戦いたい」

[ 2019年10月19日 15:28 ]

花角英世知事(右)らと記念撮影を行う服部勇馬
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 2020年東京五輪マラソンの開催地が札幌に変更される見通しとなった問題で、男子代表に内定している服部勇馬(25=トヨタ自動車)が19日、「戸惑いはあったけど、札幌にしろ、東京にしろ、自分自身の競技力の向上が最優先。決められたルールの中で能力を出し切るのが一流のアスリート。正式決定したら、それに従って戦いたい」などと思いを語った。

 東京開催なら、9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)でほぼ同じコースを走っており経験を生かすことができた。
 札幌開催になれば、そのメリットがなくなるが「下見をする回数だったり、行きやすいのは変わりない。北海道で合宿もしているので他国の選手より環境も分かっている。多少なりともアドバンテージはある」と前向きに話した。

 東京と札幌の気候の違いについては北海道合宿の経験を踏まえ「暑い時は暑い。何時にスタートするかも分からないので一概には言えないが、東京よりは走りやすいコンディションにはなると思う」と捉え「夏のマラソンというより、冬のマラソンのような形で準備をしていきたい。東京よりは確実にゴールタイムは速くなる」とスピード練習を増やす意向を示唆した。

 新潟県十日町市出身の服部はこの日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで開催された国際大会「デンカアスレチックチャレンジカップ」にゲストとして来場。競技の合間に行われたセレモニーで、故郷のファンに向けて東京五輪代表内定を報告した。

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2019年10月19日のニュース