有夢路、首位で準々決勝へ 豪雨突風も問題なしで高得点

[ 2019年10月19日 05:30 ]

スポニチ後援 サーフィン・ホワイトバッファロー日向プロ第3日 ( 2019年10月18日    宮崎・お倉ケ浜海岸 )

3回戦で他を圧倒して準々決勝進出を決めた都築(撮影・北條 貴史)
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 プロ最高峰ツアーの来季シードを懸けた女子QS(予選リーグ)3000の3回戦までが行われ、今年9月のQS最高位ランク大会で日本人初優勝を飾った都筑有夢路(あむろ、18)が準々決勝に進出した。2回戦では試合途中の豪雨で一時中断するハプニングに見舞われたが、再開後も安定したライディングを披露。2、3回戦ともに首位通過を果たした。東京五輪代表候補の脇田紗良(17)も準々決勝に進んだ。

 波を見極める能力は、もはや職人技だ。都筑は波が荒い状態の2回戦は前半に7・83点の高得点を出すなど好調な滑り出しを見せたが、豪雨と突風の影響により約3時間の中断。自らの試合がストップしたことは初体験だったが「(中断中は)お昼ご飯を食べてごろごろしてました」と笑い飛ばした。2位で迎えた後半戦。波の流れが変化したが再開早々に波の頂点で板を切り返す「オフザリップ」を決め首位に立ち、そのまま勝ち切った。

 サーフィンでいうコーチとは、その日の波の状態を見て指示する人のことを指す。都筑にコーチはおらず、自らの目で判断する。「試合の中で波に乗るコツをつかんできた。負け続けたことが今につながっている」。積み上げてきた経験は今後、大きな武器となる。

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2019年10月19日のニュース