今平、短く握って浮上 約3時間2度の中断も暫定4位 日没サスペンデッド

[ 2019年10月19日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン第2日 ( 2019年10月18日    福岡県 古賀GC=6817ヤード、パー71 )

6番でティーショットを放つ今平
Photo By 共同

 前週に今季初勝利を挙げた今平周吾(27=フリー)が5バーディー、5ボギーの71で回り、通算イーブンで暫定4位に浮上した。難コース攻略へ、クラブを短く握る対策が奏功。2週連続優勝に向けて、好位置で決勝を迎える。石川遼(28=CASIO)は74と落とし、通算8オーバーの暫定70位と予選通過は微妙な状況となった。大会は雨によるコースコンディション不良のため、2度にわたって中断。60人がホールアウトできず、日没サスペンデッドとなった。

 約3時間にわたる2度の中断、そして降り続ける雨。多くの選手がスコアを落とす中、今平は71にスコアをまとめてホールアウト。納得の表情で「前半で3オーバーまでいった割に頑張ったかなと思います」と長い一日を振り返った。

 インからスタートした午前7時台はすでに大粒の雨。11番のティーショットを放った直後に1度目の中断となった。約1間後に再開も、このホールをボギーとするなど5ホールで3つスコアを落とす。しかし、200ヤードを超える17番と2番のパー3でいずれも3Uでティーショットを放ち3メートル前後につけてバーディー。ここからイーブンまで盛り返した。

 普段からクラブを短く持っているショットメーカーが、今大会はさらに短く握っている。1Wをはじめ、2つのバーディーを奪った3Uもそう。「曲げたくない意識が強い。感覚的に短く持っている」。コース対策が5バーディーにつながった。前週のブリヂストン・オープンで念願の今季初優勝。好調をキープし、今大会を迎えた。「獲ってみたい」。今季最後のメジャーを制し、初のビッグタイトルを手に入れる。

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2019年10月19日のニュース