坂本花織2位、樋口新葉は3位発進 GPシリーズ開幕、スケートアメリカ女子SP

[ 2019年10月19日 14:35 ]

女子SPで2位につけた坂本花織の演技
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは18日(日本時間19日)に開幕、女子ショートプログラム(SP)で昨季の全日本選手権女王の坂本花織(19=シスメックス)は73・25点の2位、18年世界選手権2位の樋口新葉(18=明大)が自己ベストの71・76点で3位、山下真瑚(16=愛知・中京大中京高)は46・21点の12位だった。昨年の全米選手権覇者のブレイディ・テネル(21=米国)が自己ベストの75・10点で首位に立った。

 坂本は1カ月前に左足首をケガした影響を感じさせないスピードのある滑りを披露。冒頭のフリップ―トーループの連続3回転、ダブルアクセル、3回転ループとジャンプはすべて決め、ステップもレベル4を獲得、最後にはガッツポーズも飛び出した。樋口もダブルアクセル、ルッツ―トーループの連続3回転、3回転フリップとジャンプを全て成功させ、こちらもガッツポーズを見せた。

 ロシア勢で初のGPシリーズ参戦となったアンナ・シェルバコワ(15)はジャンプミスにステップで転倒などミスが出て4位、エリザベータ・トゥクタミシェワ(22)はトリプルアクセルは決めたものの、そのほかのジャンプにミスが出て5位と出遅れた。

 男子SPは友野一希(同大)が75・01点の8位、GPシリーズにデビューした島田高志郎(木下グループ)が72・12点の11位だった。世界選手権2連覇のネーサン・チェン(米国)が102・71点で首位発進した。フリーは男女とも19日(同20日)に行われる。

 ▼坂本花織の話 うまいこと気持ちをコントロールできた。不安の中、ノーミスができて、ほっとした部分もある。

 ▼樋口新葉の話 久しぶりにこんなにいい演技ができて、めちゃめちゃうれしかった。いつ以来か覚えていないくらい。フリーはフリーで集中して、自信を持って思い切り滑りたい。

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