北朝鮮、平昌正式参加を発表 3競技に22人 合同入場行進も

[ 2018年1月21日 05:30 ]

4者会談を終え、握手する(左から)李熙範・平昌五輪大会組織委員会会長、金日国・北朝鮮オリンピック委員会委員長、IOCのバッハ会長、韓国の都鍾煥・文化体育観光相ら
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 国際オリンピック委員会(IOC)は20日、韓国と北朝鮮の国内オリンピック委員会、大会組織委員会との4者会談をスイスのローザンヌで開き、北朝鮮が3競技に22選手を派遣すると発表した。五輪初の南北合同チームがアイスホッケー女子で結成され、開会式での「統一旗」を掲げた合同入場行進も正式決定した。合同入場行進は2006年トリノ冬季大会以来となる。

 出場種目はアイスホッケー女子のほか、フィギュアスケートのペア、スピードスケート・ショートトラック男子の500メートルと1500メートル、スキー距離の男子15キロフリーと女子10キロフリー、アルペンの男女大回転と回転。合同入場行進ではチーム名は「コリア」の呼称を用い、旗手は南北の男女各1人が務める。合同チームのアイスホッケー女子は、国歌の代わりに朝鮮半島を代表する民謡「アリラン」を使い、韓国の23選手に北朝鮮の12選手を加えることを承認。試合ごとに、出場する22選手のうち最低3人は北朝鮮から選ぶ方式で合意した。

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2018年1月21日のニュース