開幕優勝へ視界“遼”好!パット好調で暫定2差3位

[ 2018年1月21日 05:30 ]

男子ゴルフツアーSMBCシンガポール・オープン第3日 ( 2018年1月20日    シンガポール セントーサ・ゴルフクラブ=7398ヤード、パー71 )

2番でティーショットを放つ石川
Photo By 共同

 前日から順延された第2ラウンドの残りを消化後、第3ラウンドを開始したが、日没サスペンデッドとなった。石川遼(26=CASIO)は第2ラウンドを8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの66で回り通算7アンダーで首位に浮上。第3ラウンドの9ホールを終えて通算7アンダーで首位に2打差の暫定3位につけた。ダンタイ・ブーマ(21)、チャプチャイ・ニラト(34)のタイ勢2人が通算9アンダーで暫定首位に並んだ。

 石川はパットが好調だった。第2ラウンドのプレーを再開した9番で7メートルを沈めると、10番で9メートルをねじ込み2連続バーディー。14番では10メートルのロングパットを放り込みスコアを伸ばした。強めのパットで難グリーンを攻略。前日の8ホールと合わせて8バーディーを奪って66をマーク。16年ANAオープン第2ラウンド以来となる首位に浮上した。

 「まだまだ。これから半分あるし、何が起こるか分からない。難しいコースだし」と気を引き締めて臨んだ第3ラウンド。1番で5メートルのパットを決めて単独首位に立った。

 2番では10メートルをねじ込んだ。苦手の3番では第1打を左のウオーターハザードに打ち込み、このホール3ラウンド連続のダブルボギーをたたいた。7番では今大会初めて3パットして3位に後退した。それでも首位とは2打差。優勝圏内で最終日を迎える。

 開幕2日前の16日に左の肩から首にかけて痛みを発症したが、日に日に回復している。“ケガの功名”か。スイングに力みがなくリズムよく振っている。

 この大会は出場資格を持っている選手を除いた上位4人(12位以内が条件)に全英オープンの出場権が与えられる。ツアー通算15勝目とメジャー切符をかけて石川は残り27ホールに向かう。

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2018年1月21日のニュース