大坂、4大大会初の16強!6度目挑戦で“壁”乗り越えた

[ 2018年1月21日 05:30 ]

全豪オープンテニス第6日 ( 2018年1月20日    オーストラリア・メルボルン )

16強入りした大坂はファンのサインに応じる(AP)
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 女子シングルス3回戦で世界ランキング72位の大坂なおみ(日清食品)は第18シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を6―4、6―2で破り、4大大会初のベスト16入りを果たした。日本女子の全豪16強は2000年大会8強の杉山愛以来18年ぶりとなり、4回戦で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に挑む。

 4大大会で6度目の挑戦となった3回戦の壁を乗り越えた。20歳の大坂は地元オーストラリアのバーティを応援する観客を黙らせる完勝に「過去の3回戦ではナーバスになりすぎた。今回は前向きさを忘れずに、ポイントごとに集中した」。精神面で成長してつかんだ初の16強を喜んだ。

 武器のサーブや強打で格上相手に主導権を握った。第1セットは5―4の第10ゲームで15―40とブレークのピンチを迎えたが、4連続得点に結びつけて切り抜けると第2セットも最初の4ゲームを連取して押し切った。

 右側からのサーブはスライス回転の逃げる球を多用し、左側からは時速約190キロの高速サーブを打ち込んだ。スピードで押したり、コースを突いたり、回転をかけたりして打ち分け「リターンの位置とか状況を見極めて、第1セットの途中からつかんだ」とエースを12本も奪った。

 予定されたセンターコートから2番目の格付けのコートに移ったが「プレーには影響ない」と力を発揮した。次戦で対戦するハレプとは16年の全仏3回戦で惜敗。それでも第1セットを奪うなど接戦を演じている。4回戦では大きなコートが用意されそうで「世界(ランキング)1位の選手とセンターで戦えたらうれしい。まだここで終わりたくない。次もいいプレーをして勝ちたい」と言い切った。

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2018年1月21日のニュース