NTTドコモ、攻め手欠き無念の降格 セロンHCは退任明言

[ 2018年1月21日 05:30 ]

ラグビー・トップリーグ入れ替え戦 ( 2018年1月20日 )

 ラグビー・トップリーグ(TL)の入替戦3試合があり、NTTドコモはヤンマースタジアム長居で日野自動車に17―20で敗れ、1年で下部リーグに逆戻りになった。近鉄は既に自動降格が決まっており、大阪勢は来季のTLから姿を消す。日野自動車は初昇格。宗像サニックスは完勝で、コカ・コーラは引き分けながら規定により残留を決めた。

 攻めても攻めてもトライが遠い。NTTドコモは最後に7分近く連続攻撃をしたが、パスミスでノーサイドの笛を聞いた。試合を支配しながら、日野自動車の堅守に苦しんだ。後半33分にPGで決勝点を献上。攻め手に欠いて降格が決まった。

 「気負いすぎているのか、失敗を恐れているプレーが多かった」

 セロンヘッドコーチ(HC)はやりきれない表情だ。リーグ戦で6勝(7敗)をしながらの悪夢には、同情の余地はあるだろう。しかし、大事なところで敗れたという事実を変えることはできない。

 2年指揮を執った南アフリカ人HCは「日本を去る」と退任を明言した。母国勢を引き連れて強化に励んだが、1年で下部リーグ転落。チーム強化の難しさが浮き彫りになった。

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2018年1月21日のニュース