日本人2人同時表彰台は今季初 平昌へ高梨「楽しく飛びたい」伊藤「会心のジャンプを」

[ 2018年1月21日 19:04 ]

<女子スキージャンプW杯蔵王大会>ルンビ(中)には敗れるも、表彰台に上り笑顔の伊藤有希(左)と高梨沙羅
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 ノルディックスキーのジャンプ女子ワールドカップ(W杯)は21日、山形市のクラレ蔵王シャンツェ(ヒルサイズ=HS102メートル)で個人第8戦が行われ、男女を通じて歴代単独最多となる54勝目が懸かっていた高梨沙羅(21=クラレ)は89メートル、91メートルの合計215.4点で3位に終わった。

 優勝は97メートル、101メートルで合計245.9点を叩き出したマーレン・ルンビ(23=ノルウェー)。2位には90.5メートル、91.5メートルの合計215.7点で伊藤有希(23=土屋ホーム)が入った。日本人2人同時表彰台は今季初。

 ▽高梨沙羅 最後の最後までタイミングを合わせることができず課題の多く残る試合になってしまったが、何とか表彰台にも上れて団体戦では優勝することができた。チームの皆、応援してくださる観客の皆さんからパワーをもらっていいジャンプ、結果がついてきてくれたのかなと思います。テーマとしてやってきたテークオフの時にインパクトをしっかり伝えるということを考えながらやってきたが、タイミングがいまいち合わないので空回りしてしまった。平昌では応援してくださる皆さんに楽しんで見てもらえるように自分も最後は楽しく飛びたい。

 ▽伊藤有希(今季自己最高の2位) まだまだ噛み合わない部分は多いが、少しずつ良くなってきているかなとは思っている。今回3試合あったが、毎日良くなっている実感がある。(今回の蔵王大会は)何よりきのうの団体戦での優勝がいいムードにつながった。きょうは雪も降っていて試合時間も長くなる中、日本人2人が表彰台に乗れ、4人がトップ10に入った。観客の皆さんのパワーをいただけた。平昌では自分の会心のジャンプができるように調整したい。

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