日本のグレコ事情 大学から転向が大半 習熟度の違い大きい

[ 2016年8月16日 05:30 ]

 12年ロンドン五輪まで52個のメダルを獲得している日本レスリング界だが、内訳はフリーが40個に対しグレコは12個と差がある。

 ジュニア世代はフリーで競技を始めるが、海外では早い段階でグレコも教える。日本は高校時代までフリー専門で大学に入ってからグレコを習得する選手が大半で、習熟度の違いは大きいと指摘されている。日本協会は昨年からタレント発掘育成コンソーシアムの一環として、U―12世代からグレコに親しむキャンプを実施。本紙評論家の佐藤満前強化委員長は「米国の26万人に対し、日本の競技人口は3000人。いかに適性を見極めるかが今後も重要」と話している。

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2016年8月16日のニュース