シンクロ乾&三井ペア TRで点数伸びず…決勝4位でスタート

[ 2016年8月16日 05:30 ]

力強い演技を見せる乾(手前)と三井

リオデジャネイロ五輪シンクロ・デュエットテクニカルルーティン

(8月15日 マリア・レンク水泳センター)
 デュエット・テクニカルルーティン(TR)予選が行われ、2大会ぶりのメダル獲得を目指す日本(乾、三井)は93.1214点をマークし、フリールーティン(FR)と合わせて187.5214点の3位で上位12カ国が臨む決勝に進んだ。TRの点数のみ決勝に持ち越しとなるため、日本は1位のロシア、2位の中国、3位のウクライナに次ぐ4位で臨む。

 甘くなかった。前日のFRでウクライナに水をあけた日本だったが、点数が決勝に持ち越される肝心なTRで追い抜かれた。ウクライナとは0.0144点差。08年北京五輪以来のメダルを懸けた勝負は微妙なビハインドで迎える。ライバルとの一騎打ち。エースの乾は「最後はどれだけ自分たちが勝ちたいか」と気合をにじませ、三井は「全力を出せるようにしたい」と力を込めた。

 テーマの「魔法」に乗りリズミカルな曲調に合わせてスピーディーかつ同調性のある演技を続けた。中盤で三井が「課題」をミス。後半2つの規定要素でふらつき「完遂度」でライバルに引けをとった。井村監督は「最後ミスをした中で93点台によく乗った。メダルを獲る演技をさせるため、最後まで諦めずにコーチングしたい」と気を引き締めた。

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2016年8月16日のニュース