ケンブリッジ 力出し切れず…準決勝敗退「納得いかない」

[ 2016年8月16日 05:30 ]

準決勝でゴールするケンブリッジ(左端)。右はガトリン(AP)

リオデジャネイロ五輪陸上男子100メートル準決勝

 ケンブリッジが全身から悔しさを漂わせた。準決勝3組は7人が走って最下位。スタート位置に並んだ相手があまりに速くて敗れたわけではない。周囲は低調。自己ベスト(10秒10)を0秒03更新していれば3着に並べていた。うなだれたのは、力を出し切れなかったからだ。

 「予選は本当に良かった。でも準決勝はイマイチ。納得はいってない」。桐生、山県を含めた100メートル3人衆の五輪での9秒台への挑戦はこれで幕を閉じた。ジャマイカ人の父を持つスプリンターは次の目標を立てた。「4年後はファイナルに残りたい。9秒台を出した状態でオリンピックを迎えたい」。右肩上がりの成長は東京まで続いていく。

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2016年8月16日のニュース