池田勇太 流れ作れず…無念21位「納得できない」

[ 2016年8月16日 05:30 ]

15番でティーショットを放つ池田勇太

リオデジャネイロ五輪ゴルフ・男子最終日

(8月14日 五輪ゴルフコース)
 26位から出た池田勇太(30=日清食品)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で回り、通算3アンダーの281で21位だった。59位から出た片山晋呉(43=イーグルポイントGC)は7バーディー、2ボギーの66と伸ばして、通算8オーバーの54位。13年全米オープン優勝のジャスティン・ローズ(36=英国)が首位から出て67で回り、通算16アンダーで金メダルを獲得した。

 わずかなメダルの可能性を追いかけた池田だったが、届かなかった。5番パー5では2オンに成功し、10メートルをねじ込んでイーグルをマークするなど前半で4つ伸ばしてハーフターン。10番でも伸ばして一時は銅メダルまで3打差の5位まで浮上した。だが、難度が増すインで3つのボギーを重ね、「流れをつくれなかった」と肩を落とした。

 13年から3年間、日本ツアーの選手会長を務めた。責任感の強い男だけに人気低迷が指摘されて久しい国内男子ゴルフの現状を憂い、「五輪が今後のゴルフ界における起爆剤になれば」と繰り返し話してきた。メダルを獲れば注目してもらえると、その重要性は誰よりも痛感していただけに、「この結果が悔しいというか、納得できない」と唇をかみしめた。34歳で迎える20年東京五輪は「もちろん出たい」と言い切った。五輪で味わった悔しさは同じ舞台で晴らすしかない。

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