白井銅メダル!新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」成功!

[ 2016年8月16日 03:19 ]

跳馬を終え、笑顔でガッツポーズする白井(AP)

リオデジャネイロ五輪体操・種目別跳馬決勝

(8月15日)
 男女の種目別決勝が行われ、男子跳馬で19歳の白井健三(日体大)は「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を初めて成功させ、15・449点で銅メダルを獲得した。団体で獲得した金メダルに続き、初五輪で2つ目のメダルとなった。

 跳馬の種目別決勝は2回の演技を行い、2本の平均点を争って行われる。白井は1本目で、団体決勝で披露した「シライ/キムヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」よりひねりが半分多い新技に成功し15・833点の高得点を記録。2本目の「ドリッグス」は15・066点で、2本平均15・449点だった。

 マリアン・ドラグレスク(ルーマニア)と2本の平均点では並んだが、白井の1本目の得点がドラグレスクの高い方の得点を上回っていたため、白井が3位となった。

 日本勢の跳馬での表彰台は、1984年ロサンゼルス五輪で「銀」の森末慎二、具志堅幸司以来。また、新技が国際体操連盟(FIG)から認定されれば「シライ2」と命名される見通しで、自身の名前がつく技は跳馬で「2」、床運動で「3」の計5個となる。

 15日(日本時間16日)の種目別床運動決勝では、金メダル候補だったものの2度大きく着地で乱れてメダルに届かなかった。「気持ちを切らさず、きょうの悔しさを晴らすような堂々とした演技をしたい。あしたも難しい技に挑戦すると思います」と意気込んでいた。

 優勝は15・691点のリ・ゼグァン(北朝鮮)、2位には15・516点でデニス・アブリャジン (ロシア)が入った。

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