白井、新技成功で“五輪の壁”超えた「左足。5ミリ曲がってたら4位だったな」

[ 2016年8月16日 10:25 ]

白井の跳馬の演技(AP)

リオデジャネイロ五輪体操・種目別跳馬決勝

(8月15日)
 15日のリオデジャネイロ五輪の体操男子種目別跳馬で、新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を決めて銅メダルに輝いた白井健三(19=日体大)が同日に自身のツイッターを更新。「順位以上の価値を得ることができた跳馬でした」と振り返り、喜びを明かした。

 白井は1本目で、団体決勝で披露した「シライ/キムヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」よりひねりが半分多い新技に挑戦。着地で左足が1歩前に出たものの踏みとどまり、全体トップとなる15・833点を叩き出した。2本目の「ドリッグス」は15・066点で、2本平均15・449点。2本の平均点でマリアン・ドラグレスク(ルーマニア)と並んだが、同点の場合はいずれかの跳躍で点数が高い選手が上位となるため、白井が銅メダルを手にした。

 「ゆかで超えられなかったオリンピックの壁を跳馬で超えれた気がします 順位以上の価値を得ることができた跳馬でした」と振り返った白井は、着地の瞬間の画像も掲載。「この左足。5ミリ曲がってたら4位だったな 0.1の重みを感じる写真です!ほんとに応援ありがとうございました」とつづった。

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