イシンバエワが引退へ リオで19日に記者会見

[ 2016年8月15日 09:45 ]

 ロシアの国ぐるみのドーピング問題でリオデジャネイロ五輪に出場できなかった陸上女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワ(34)が、19日にリオデジャネイロで記者会見し、現役引退を発表することになった。ロシア・オリンピック委員会関係者が14日に明らかにした。

 同委員会のジューコフ会長も、ロシア通信に対し「19日に記者会見を開きたい。彼女は競技人生の終わりを宣言することを望んでいる」と語った。

 イシンバエワは国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員選挙に立候補しており、18日に投票結果が発表される。これに合わせたリオ入りとみられていた。選手委員選挙には同じ陸上の枠で男子ハンマー投げの室伏広治氏(ミズノ)も立候補している。

 イシンバエワは2004年アテネ、08年北京両五輪で金メダルを獲得。出産を経て競技に復帰した。14年ソチ冬季五輪では選手村の村長を務めた。(共同)

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