女子マラソン 福士が日本勢最高の14位、田中19位、伊藤46位

[ 2016年8月15日 00:08 ]

女子マラソン 9キロ付近を走る田中智美(手前左)、福士加代子(その右)、伊藤舞(奥中央)

 リオデジャネイロ五輪第9日の13日、女子マラソンがリオのカーニバルのメイン会場「サンボドロモ」を発着点とする市街地周回コース行われ、日本から出場の福士加代子(34=ワコール)は2時間29分53秒で14位、田中智美(28=第一生命)は2時間31分12秒で19位、伊藤舞(32=大塚製薬)は2時間37分37秒で46位だった。

 ジェミマ・ジェラガト・スムゴング(31=ケニア)が2時間24分04秒で、女子マラソンでケニア初の優勝を果たした。ユニスジェプキルイ・キルワ(32=バーレーン)が2位、マレ・ディババ(26=エチオピア)が3位に入った。

 序盤はゆったりとしたペースで、日本選手3人も含む30人ほどの集団で進んでいった。集団は縦長になり、先頭集団13人の後ろに日本の3選手を含む第2集団が続いた。11キロ過ぎには日本選手では福士がペースを上げ、第1集団に追いつく。15キロ手前では田中も福士に追いついてくるが、伊藤は離された。

 20キロまでは13人の先頭集団でレースを進めた福士だったが、中間点を過ぎたところで集団のペースが上がり離脱。25キロでは9人となった先頭集団から1分以上離され、田中が15位、福士が16位に落ちた。伊藤は3分16秒差がついた。

 30キロでは先頭集団は7人に。ティルフィ・ツェガエ(31)、ディババのエチオピア勢がレースを引っ張る形に。キルワ、スムゴング、ディババの3人が優勝争いを演じ、最後はスムゴングとキルワが抜け出し、スムゴングが初優勝を果たした。

 福士はゴール前で1人抜く力走を見せ、14位でゴールした。

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