内村 リオ最終種目は5位「腰が壊れても…」と強行出場

[ 2016年8月15日 03:04 ]

<体操男子種目別決勝、内村の床の演技(AP)

リオデジャネイロ五輪体操

(8月14日 リオ五輪アリーナ )
 男女の種目別決勝が行われ、男子床運動で19歳の白井健三(日体大)は15・366点の4位、内村航平(27=コナミスポーツ)は15・241点で5位だった。

 個人総合決勝の演技中に腰を痛めた内村は最初の後方宙返り3回半ひねりの着地の後にラインオーバーのミスがあり、得点を伸ばせず。

 リオ五輪の締めくくる床運動はメダルを逃した内村は「自分の演技ができなかったのが悔しいところ」としながらも、「腰の状態が悪くて、その中でこれだけできたことは良かった」と極限の中での演技だったことを明かした。

 棄権も頭をよぎったと言うが「自分で権利を勝ち取って、五輪の舞台でそんなことしていいのだろうか」と出場を決断。「腰が壊れても出てやろうと思った」と語った。

 内村は鉄棒は予選で落下して決勝に進めなかったため、これがリオデジャネイロの五輪での最後の演技。「ただただ、目標としていたものが獲れたので、満足というしかない」と悲願の団体総合金メダル獲得を喜んだ。

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