全米陸上男子100 ガトリン、ブロメル、ゲイら順当に準決勝へ

[ 2016年7月3日 18:25 ]

全米陸上男子100メートル予選に登場したガトリン(AP)

 陸上の米国五輪代表選考会が2日にオレゴン州ユージンで2日目の競技を行い、男子100メートルの予選にアテネ五輪の覇者で昨年の世界選手権(北京)で2位となったジャスティン・ガトリン(34)が登場。10秒03の2組1着(全体7位)で3日の準決勝に進出した。世界選手権3位のトレイボン・ブロメル(20)が全体トップの9秒94をマーク。ブロメルは1メートル75、71キロと小柄なスプリンターだがベスト記録は9秒84で、今年の世界室内の60メートルでも優勝するなどガトリンにとっては最も手強い存在になってきた。

 9秒69の世界歴代2位の記録を持つタイソン・ゲイ(33)も9秒97で予選を突破。ゲイは07年の世界選手権(大阪)の100メートルで優勝したが五輪での活躍はいまひとつ。13年には薬物違反で1年間の出場停止処分を科せられ、自身が唯一持っていた五輪のメダル(12年ロンドン五輪の400メートルリレーの金)もはく奪されていた。年齢を考えればこれが最後の挑戦。「年をとった選手であることはわかっている。でも全力を尽くす」と準決勝に向けて意欲をのぞかせた。

 女子400メートル準決勝では200メートルとのダブル代表を目指すアリソン・フェリックス(30)が50秒31(1組2着)で決勝に進出。女子走り幅跳びでは五輪連覇を目指すブリトニー・リース(29)が今季世界最高の7メートル31で優勝した。

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