女子200T47クラス・辻が日本新でV 関東パラ陸上選手権

[ 2016年7月3日 05:30 ]

レース後、高桑早生と笑顔を見せる辻沙絵(右)

 関東パラ陸上選手権第1日は町田市立陸上競技場で行われ、女子200メートルT47クラス(片前腕切断)で、ハンドボールから転向してわずか1年の辻沙絵(21=日体大)が自身の持つ日本記録を0秒03更新する27秒08で制した。追い風2・0メートルの好条件にも恵まれた美人スプリンターは「レベルアップできているのが実感できた」と笑顔を見せた。

 生まれた時から右腕の肘から先がない。レースに出るたびに記録を伸ばしており、底知れぬ可能性を秘めている。リオデジャネイロ・パラリンピック代表はまだ正式決定していないが、日本記録を持つ100メートル、200メートル、400メートルの3種目に出場予定。「メダルに近いのは400メートルだけど、できれば3種目で勝負したい」と貪欲だ。

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2016年7月3日のニュース