立行司式守伊之助が復帰 3日間の出場停止明け「緊張した」

[ 2015年11月18日 20:21 ]

 大相撲九州場所11日目の18日、軍配差し違えが重なって3日間の出場停止処分を受けていた立行司の第40代式守伊之助=本名野内五雄、大阪府出身、宮城野部屋=が復帰した。注目の結びの白鵬―稀勢の里など2番を滞りなく裁き「多少は緊張した。間違いは僕の力不足」と話した。

 出場停止の1日目は「相撲が見られなかった」と明かした。先輩の元行司らから励ましの電話をもらい、動揺を落ち着かせたという。この日は同部屋の白鵬が場所入りした際に顔を合わせ「お帰りなさいと言っていただいた。ありがたい」と表情を緩めた。

 第40代伊之助は先場所10日目に続き、今場所は3日目と7日目に軍配差し違えをしたため、北の湖理事長(元横綱)から出場停止を言い渡された。同理事長は「新たな気持ちで頑張るようにと言った。本人が自覚しているし、気にしすぎるのも良くない」と述べた。

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