錦織の４強進出条件は…フェデラー戦勝利、ジョコ●が必須

１次リーグＡ組の第２戦でジョコビッチを下したフェデラー（ＡＰ）

　男子テニスのＡＴＰツアー・ファイナル第３日は１７日にロンドン・Ｏ２アリーナで行われ、シングルス１次リーグＡ組の第２戦で世界ランキング３位のロジャー・フェデラー（３４＝スイス）が同１位のノバク・ジョコビッチ（２８＝セルビア）を７―５、６―２のストレートで破り、２連勝で準決勝一番乗りとなった。

　錦織圭（２５＝日清食品）がベスト４に残るためには、１９日（日本時間２３時）に行われるフェデラー戦に勝って通算成績を２勝１敗とすることが必須条件。その上でトマーシュ・ベルディハ（３０＝チェコ）がジョコビッチを破った場合のみ勝ち上がることができる。

　ベルディハはジョコビッチに２勝２０敗と大きく負け越しており、錦織にとっては厳しい他力本願となりそうだ。

　錦織がフェデラーに敗れ、ベルディハがジョコビッチに勝つと、フェデラー以外の３人は１勝２敗で並ぶことになる。ただし、勝ち数が同じ場合の順位決定方法はセット獲得率。錦織はベルディハ、ジョコビッチのどちらかを下回ることになり、１次リーグで敗退となる。

　▽１次リーグの順位決定方法　（１）勝ち数（２）試合数（２勝１敗と２勝０敗なら前者が優先）（３）当該選手の直接対決の成績となる。３人が三すくみとなった場合は（１）全試合でのセット獲得率（２）全試合でのゲーム獲得率、それでも決まらなければ（３）世界ランキングで優先順位をつける。